無農薬野菜って本当においしいの?味が違うの?

 

 野菜は育てばどれも同じような味になる、というのが当たり前のことに思われていますが、実際にはそうではありません。
 生き物でも餌や環境によって味が変わるように、野菜も肥料の質や農薬を使っているかいないか育つ土壌の状態で味はまったく変わるのです。

 

 野菜の味というのは、育っていく過程の中で作られる成分で決まります。
 例えば、昆布には遊離グルタミン酸、しいたけにはグアニル酸、鰹節にはイノシン酸という旨味成分が含まれていて、これらの成分があるからこそ出汁を取ると美味しいと感じます。

 

 野菜にもそれぞれ味を決める旨味成分というのがあり、これがきちんと生成されることで、野菜本来の甘味や苦味などを味わうことが出来るのですね。


おいしい野菜を作るために…

 

 これらの旨味成分を作るために必要なのは、肥料ではなくまずは野菜自体が健康であるということです。
 そして野菜が健康に育つために必要なのが生命力です。
 生命力が強ければ、野菜が本来持っている成分をしっかり作り出すことが出来るので美味しくなります。
 ですが、肥料で過剰な栄養分を摂取したり、農薬によって守られてしまったら、野菜自身が持っているはずの生命力がどんどん低下してしまいます。
 そのため農薬を使っている野菜は味が薄かったり、後味が悪かったりするのです。

 

 

無農薬野菜の場合だと、厳しい自然界に自分で立ち向かって行かなければ死滅してしまうので、強い生命力を持って育っていきます。
 この生命力で、あらゆる成分を合成して野菜が持っている味をしっかり作り出すことが出来るからこそ、農薬を使った野菜とはまったく違う味のおいしい野菜となるのですね。