無農薬野菜は虫がついているのか?

 

 野菜には虫がつくというのは、当たり前のイメージとして定着しているので、農薬を使っていない野菜には虫がついていると思っている方も多いでしょう。
 確かに、無農薬野菜には絶対に虫はついていないとは言い切れませんが、逆に言うと無農薬だからといって虫喰いだらけということもないのです。
 もし農薬を使っていないせいで虫がたくさんつくのであれば、農薬はほとんど使用されていなかった戦前の野菜は害虫に食べ尽くされてしまっていたということになります。
 もちろんそんなことはなく、昔はきちんと野菜が育っていましたし、それを人間が食べていました。


農薬が必要な場合もある

 

 もともと野菜には自己防御機能というものが備わっていて、害虫から自分の身を守るために、虫が嫌がる苦味成分を作ることが出来るのです。
 良い土壌で健康に育った生命力の強い野菜は、自己防衛機能が正常に働くので、農薬を使わなくてもきちんと害虫を駆除します。

 

 一方、大量生産のため、季節を問わず出荷をするために化学肥料をふんだんに混ぜた土壌で育つ野菜は、この機能が正常に働かないので虫がついてしまうので、必然的に農薬が必要になるのです。

無農薬野菜が人間の害になることもある・・・?

 

 ちなみにある研究では、無農薬で野菜を作ることで、野菜が合成する虫を駆除するための成分が人間の体に害を与えると言われています。
 研究結果を見ると、害があるというのもうなずける部分はあるものの、それが本当であれば無農薬野菜を食べていた昔の人の方が病気になりやすいということになります。

 

 ですが現在の日本人の平均寿命を見れば分かるように、野菜が自然に作り出す成分が農薬よりも害があるということは考えられませんね。